Cry in fear~初恋はあまくせつない~

お母さんは、あたしの側に駆け寄りあ

たしの体を揺さぶる。

「ねぇ星菜、大丈夫?ねぇ!星

菜!……あなた、あなたぁ!!」

お母さんは慌ててお父さんをよんだ。

「なんだよ~うるせぇなぁ、それとな

んだよあの叫び声」

お父さんは、二階からゆっくり下りて

きた。

「そんなことは、今どうでもいい

の!!星菜が……」