『創造想像』
砂混じりの風が頬を引っ掻く
ぬるい液体が一筋溢れて
じわりじわりと意識が揺らぐ
黙って背中を合わせる貴方は
ひやりと冷たい息を吐く
時間なんて止まればいい
爪先霞む薄暮の中で
飲み込んだ台詞は
驚くほどに安っぽい
どうしようもなく月並みで
脳が震えて可笑しくて
私を創ったヒトがいるならば
それは貴方かもしれないと
ぼんやり思ってしまうんだ
砂混じりの風が頬を引っ掻く
ぬるい液体が一筋溢れて
じわりじわりと意識が揺らぐ
黙って背中を合わせる貴方は
ひやりと冷たい息を吐く
時間なんて止まればいい
爪先霞む薄暮の中で
飲み込んだ台詞は
驚くほどに安っぽい
どうしようもなく月並みで
脳が震えて可笑しくて
私を創ったヒトがいるならば
それは貴方かもしれないと
ぼんやり思ってしまうんだ