「なぁんや珍しく遅刻かと思ったのに」

しょーもなっとでもいいたげな顔で私に喋ってるのは

席が隣の有村蓮。

顔はかっこいいのに言うことがいちいち頭に来る奴。

「あんたこそ遅刻せーへんのめずらしいやん」

すかさず言い返す

「俺遅刻なんか一回もしたことないもーん。てか明花が立ってたらほかの人見えへんしはよ座ってー」

普通なら言い返したくなるような会話。けどそれも慣れると自然と何も思わなくなった

「はぁーー」

私はため息を着いて座った

「でかい明花そんなおこんなってー!」

は?怒ってへんし!
っていちいち言うのも
めんどくさくなったから
無視っっ!

だいたい
好きで背高いんちゃうしと思いながら無視していると

「明花が無視しやるー!なきそーうーわー」

…よくまぁそんなペラペラと
口が回るもんやなと関心しながら私は

「蓮さぁ、そんなに私と喋りたいん?」

と言うと

「きもいきもい。」

と、目を細めてこっちを見た

あっそっと言い返そうとすると先生が

「二人とも朝から喧嘩しない!
まぁ、今日はテストやけど緊張せんと楽にな!よし朝の会終了ー」