ピピピ~…

朝から大音量の音が流れた
「ねっむ…」

まだ布団にくるまっていたいと言う気持ちを押さえて私はリビングへ向かう。

「おはよー」

そう言うとお母さんは

「明花!今日テストよね?次点数悪かったらおこづかいないんだからね!」

そう。私、川石明花16歳は今日、2学期に大切な中間テストなのだ

朝からうるさいなぁー

てかもう時間ないじゃん!

「やばっ、お母さん今日朝ご飯いらないから!」

急いで制服に着替えて歯を磨き、顔を洗って髪を整えた。

もう履きなれたローファーに足をつっこんだ。

「いってきまーす!」

それだけ言うと私は自転車に乗りスピードをはやめた。

テストの日に遅刻なんて絶対してらんない!

おでこに汗が滲んできた

もう10月だというのに暑い

自転車を走らせること10分。

「ま、間にあったー!」

ってのんびりしてる暇はない!

私は1年2組の教室へ走った。

私が席に着く頃、チャイムがなった。

よ、よかったーー!

内心ほっとしていると