「はあー…。」
まだ火照ったままの顔で溜息をつく。
なんでよりによってあの顔見られんだよ。
マジであんな顔ダサすぎるんだけど…
「なんでだよッ!」
と壁を叩いたところで意味はない。
あいつは、
涼太に抱きしめられたとき、顔赤くしててれてたよな?
じゃあ、なんで…
俺が壁ドンしたって照れないんだよ!
さっきから涼太涼太って、
なんでだよ…俺より涼太の方がいいのか?
そう思いはじめたらもう、抑えることはできなくて、
俺は、
初めてあいつにキスをした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…