わ、なにこれ…… 触れた途端、あったかい風が心に吹いてきたみたいに 愛おしくてすごく甘い。 やばい、くせになっちゃいそう…… 琉斗の触れ方が、優しい。 私にガラス細工を扱うみたいに大切に触れてくれる。 こんなのずるい、 こんな心地よくて、幸せなキス。 益々、好きになっちゃうよ。 茜色の夕日が私達の教室に差し込んでいる。