お泊まり会の翌日。
私は、ある決意を胸に学校に来た。
その決意っていうのは……
「ええ⁉︎王子に告白するーー⁉︎」
英里の驚く声に、私は頷く。
人通りが少ないところで話してるから、誰かに聞かれる心配もない。
「でも、いきなりどうして?それに、付き合ってるんだから告白までしなくてもいいじゃない……」
確かに、付き合ってる……けど、
だけど、
「今まで、全然自分の気持ち、言ってこなかったから……
ちゃんと琉斗に好きって言いたいの。好きって伝えて、初めからもう一回……恋人同士になりたいんだ……!」
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