「なんかピンと来ないんだよね……」 果たして私の進歩なのだろうか。 「まあ、そのうち自分で気付くって」 微笑んでどこかに行ってしまう涼太。 気付く?何に? 自問自答してみても答えは返ってこない。 なんか私って人の気持ちを理解する能力に欠けている気がしてきた…… 考えこむと、どんどん悲しくなってくから 気分転換に中庭に行くことにした。 「っすうーーー」 新鮮な空気を肺に取り込むとなんだか気分もスッキリしたような気がする。