「え?」 忘れろ? 「今あったこと、全部。」 私と正反対を向いている琉斗。 な、なにそれ…… 散々私の心臓ドキドキさせといて、 私の頭こんがらせて、 忘れろ? わがままにも程があるよ、 こんなこと言われ後じゃ いつもみたいにふざけたり、怒ったりなんて、できないよ! 「じゃ、な。」 って去ってく琉斗。 忘れるなんて、無かった事にするなんて、 出来る訳ないじゃん…… 忘れて欲しいなら、最初からあんな事言わないでよ。 「バカ琉斗……」