「うん、私もそう思ってた。」 涼太と私の距離が近づいて、涼太の手が私の頭にくる。 それと同時に「きゃーーー!」だの「もっと、やれー!」だの、そんな声がたくさん聞こえる。 ああもう、なんでこんな目に…… 寸止めってわかってても緊張するもん。 前に琉斗にされたときは一瞬のことすぎて、緊張する時間なんて無かったし。 琉斗は、私が他の人とキスしても、何も思わないのかな…… なんて思いながら目を閉じる。