「あの、俺そういうのは興味ないんで…それに唯には彼氏いるんで。頼むならそいつに。」 まあ、琉斗もやんなそうだけどな。 「そっか、残念。じゃあ、聞いちゃおっかな。唯の彼氏のこと。」 あ、なるほど、こっちが本命… 最初のは俺の肩の力を抜くためのものか。 逃がさない瞳を俺に向けてくるあたりは、やっぱりこの人は社長なんだと思う。 さすが、社長って感じだな。 さっきまで全く社長らしくなかったけどな…