そしたら涼太は、なんか考え込むような顔をして言った。
「そうか…」
え?そうか…って、それだけ⁉︎
さっきの反応どこいったのさ?
うーん。なんか微妙だな…
こんなもんなのかな?むしろ、これが普通?
なんて思ってたら、涼太に話しかけられた。
「なあ、唯。」
「ん?なに?」
「あれ、見てどう思う?」
涼太は真面目な顔をして言ってきた。
でも…
「あれって?どれ?」
最近の現代人はあれとかこれとか言うけど、ちゃんと言ってくんないとわかりゃしません!
「だから、琉斗!…見てどう思う?」
え?琉斗?
涼太の視線の先には確かに笑ってる琉斗がいる。