はじめからね、

「!?」

なんで、手…

でも、暖かい…

…じゃなくて、

ばっ、とシュンくんのほうを振り返ると、私の手は彼によって挙げられていた

「1のE、女子代理で来てます。」

話を聞いていなかった私は、すべてを理解した

わざわざ挙げてもらった手を、申し訳なくさげた

「話聞いてなくてすみません。」

きちっと謝る私を見て、シュンくんはクスッと笑った

「何か、そんなに大事な考えごと?」

すぐに首を横に降る

今まで考えてたことなんて、絶対に言えない