はじめからね、

なるほど。

委員会に入っていない私が、カホの担当する美化委員の教室に来たら…

隣の席にシュンくんが座ってきた。

「あれ、永山さんは?」

カホの不気味な笑みの理由がわかったが、いきなりのことに頭では混乱がおこっていた

「あ、バイトで…代わりだよ。」

「そっか。」

やばい

うまくシュンくんの顔見ることできないし、顔、ひきつってそう…

「じゃあ、委員会はじめます」

委員長らしき3年生が話はじめても私の思い込みが始まって、内容が耳に全く入らなかった

シュンくんと話したいのに、いざとなると恥ずかしくて緊張すると、

仲良くなるなんて、無理なのかな?

そう悪い方向に考えてしまう

その時、シュンくんが私の手のひらを掴んだ