「夏夜!予定書くからペンかせや」
「はい」
「サンキュ」
これが帰りの支度での決まり?俺は夏夜にペンを借りている。俺の好きなペンなんだよな。
「夏夜ちゃんって足細くない?」
俺と夏夜が振り返ると、クラスメイトの中野美香がいた。
「え!?んなことないよ!匡太の方が細いよ!」
「だろーな」
「そ、そうなの?」
「ったく、ほら夏夜足だせ!」
夏夜は足をだした。夏夜の足はモデルみたいに白くて細い足だ。
「な?ほら俺のが細いんだよ、デブ!」
「はぁぁ!?なんてこというんだよ!あたし細いんですけど!?」
「じゃ中野さん、支度した方がいいんじゃない?」
「匡太無視すんなぁ!」
「あ、うん....そだね!ありがとね!夏夜ちゃん、匡太君」
ふぅ....。これでよし。中野なんてクラスで顔悪いほうだしうっせーしなぁ....だから苦手っつーか友達でいたい?みたいな。男子みんなそーゆうよなぁ。