「ねぇ香織この噂知ってる?」
突然友達でもない葵から言われたこと
「人間売りの少女の話」
「んなこと知るわけないじゃん。なんなのその話!ちょー気になるんだけど。」
大人しい葵からこんな噂話を言われて正直こいつ馬鹿なのかなと思った。
「じゃあ特別に香織にだけ教えてあげるわ…人間売りの少女ってのはね、帰り道にずっと立ってるの、きっと香織何回も見たことあるはずだわ、でも気をつけて、話しかけられたら人間売りの少女に売られるのよ。」
何を葵は馬鹿馬鹿しいことを言っているのだろう
「なにそれめっちゃウケんじゃん」
「私は忠告したわ。気をつけてね。」
そういうと葵は自分の席に戻り次の時間の準備をし始めた。
「なにあいつ…」