え?どこに行くの?





繋がれた手は温かい。






そして家とは正反対の方向に引っ張られていく。







「ここ。」







え?






本屋さん?






「好きなの選んで。」








え?







「うん…」







あたしは本を選んだ。







「貸して?」







言われたとおりに晴輝に渡した。