枝垂れ桜に舞う蝶

って、感心してる場合じゃない

本当なら止めないといけないのに

あの子供、桐葉さんはこちらへ歩いてくる

多分、この子供のところに来るつもりなのかな

すると浪士の一人、最初から倒れていた無傷の浪士が

仲間の刀を持ち桐葉さんに振り上げる


「桐葉さんっ!!」


僕が声をあげてしまった瞬間、

彼は振り向きもせず、浪士を刺した


「この刀、返すね♪」


その様子にまるで、容赦はなかった