枝垂れ桜に舞う蝶


「名を………貴方達の名を考えました」


「どんな?」


私は青龍、朱雀、白虎、玄武の順に見ながら言った


「青霧―アオギリ、霜朱―シモアケ、白露―シラツユ、雷玄―ライゲン」


一瞬、静寂が訪れる


「まぁ、いい名だわ。良かったわね」


呉羽が横で言う

彼らも頷いた

あぁ、良かった

拒否られたらどうしようかと思った


「桐葉ー?」


その時、後ろから槙の声がした