枝垂れ桜に舞う蝶


ふふっと呉羽は笑って

左耳のピアス、左腕のブレスレット

左指のリング、最後にネックレス

撫でながら答えてくれた


「この子は朱夏、こっちは玄冬。この子が白秋でそして青春」


「………昔の季節の呼び方だね?」


「えぇ」


そっかぁー

参考にしよう


「もうそろそろ時が来る。……………意味は分かるわね?」


「うん、なんとなく」