「じゃ、そういうことで土方さんに伝えて来るね」


そう言い残して僕は障子を閉めた


「あ、槙さん」


呼び掛けられて振り向くと総司がいた


「総司、お早う。桐葉はもう大丈夫だよ。一応、今日は安静だけど」


「そうですか。それより槙さんに聞きたいことが……………」


「ん、何?」


「少し不躾となるんですが、桐葉さんは母上と椛さんという人を殺したんですか?」


僕は少し表情を無くした


「……………直接的には殺してないよ。桐葉が言ってた?」