「遅かった……………っ!!」 私達が辿り着いたときにはもう火の手が上がり大炎上と化していた 今ごろ総司らは屯所に連絡が入り、此方に向かっているところだろう 「退きなさい!」 野次馬を掻き分け、誰も近付けまいとしている水戸派……つまり、芹沢派の隊士の前に出る 「聞こえてないのですか!?退きなさいと言っているのです!!」 「一般人を近付けるなと言われている」 「私は隊士です!!」 「試衞館派は関係ないだろう」