沖田side
 


今日は桐葉さんに道案内を頼まれたのだが、

何故か、槙さんと一君もついてきた

隣にいる桐葉さんが2人と話している


「帰るきっかけになるかもしれないでしょ?」


槙さんがそう言った

あ、そっか……………彼女達がこの時代の人間じゃないのをすっかり忘れていた

帰る方法が分かれば帰ってしまうのかな……

そうに決まっているだろう

彼女達の大事なものがあちらにあるのだから


「……………桐葉さん、ここを右に曲がるともう少しですよ」


「そうですか、ありがとうございます」


彼女は笑う

相変わらず、彼女の笑顔が美しく見えた