やがて、夏も亡くなった。
最愛の友を亡くし、
姉弟を亡くし、
仲間を亡くし、
彼を亡くした。

彼女には生きる意味が分からなかった。
死のうと思った

だけど、死ねなかった。


夏に言われた一言…。

「哀歌、朝美、ずっと愛してる」

夏に言われた最初で最後の愛してる。

愛してくれているのなら、
天国でも愛してくれているのであれば、
死ねないと思っていた。