別れが来た。 朝美は何故か嫌な予感がした。 「お姉ちゃん…?」 妙な胸騒ぎがした。 お姉ちゃんが尊敬して、 大好きだった、 沙織さんが亡くなってから お姉ちゃんは死んでいた。 息をしている人形みたいだった。 御飯も、お風呂も、 あんなに大好きだった 夜の街にすら行くことは 無かった。 それでも、必死にお姉ちゃんは 生きていた… そう信じていた。