The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「あれ?俊哉は何も食べないの?」




何も注文しない俊哉を不可解に思い、私は彼の顔を見ながら首を傾げた。


お互い仕事が終わってからすぐに出掛けたので、俊哉もまだ夕飯を食べていないはずなのに。




「大丈夫。

勝手に出てくるから気にすんな!」




カウンターの脇にあった灰皿を取り、俊哉はゆっくりとタバコに火を点ける。


きょとんとしたまま自分の顔を見つめる私を、からかってやると言わんばかりに……。