The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

どうする事もできなかった仕方のない事。


ずっと負い目に感じていた“あの事”が、今になってさらに強くきりきりと私の胸を締め付ける。




きっと、彼の事を思うならもっと早くにこうなるべきだったんだ。


それなのにどうして、私はこんなに悪足掻きしてしまったのか?




テーブルに置かれた“置手紙”を見つめ、今までの自分の行いに後悔の念をぶつける。




本当はもっと早く解放してあげるべきだった。


夢を叶えて上げられない私は、彼にとってただの柵でしかなかったのだもの。