The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

にっこりと微笑みコロナの瓶を突き出す俊哉。


私も思わず笑顔になり、ジンジャーエールの瓶をコロナの瓶に軽くぶつけた。




「またこの町で俊哉に会えると思わなかったよ!

若い世代がどんどん出て行っちゃうんだって、お客さんたちがよく言ってたもの。」




そう、俊哉との再会は本当に思いがけないものだった。


若者がどんどん離れていくこの田舎の町で、幼少時代を知る幼馴染に会えたのは初めてだったから。