The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「俊哉、お酒飲みたかったら飲んでもいいよ?

帰りは私が運転して家まで送るからさ!」




俊哉の実家は、私の家から歩いて10分程度の距離だ。


車を俊哉の実家の駐車場に戻しに行っても、そこから自宅までは歩いて帰れる。




「あれっ?都那はあまり酒飲まないのか?」




「うん、ワインは好きだから別だけどね。

だから、今度ここに来る時は私の車で来ようよ!

送迎するからさ。」




俊哉は一瞬悩んだような素振りを見せた。




しかし、元々はお酒が好きなのだろう。


私に遠慮しながらも、彼は嬉しそうに微笑んだ。