The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「って事は、奥さんの事情じゃなくて、そのご両親とトラブルがあったって事?」




配偶者の両親と同居する事。


嫁として嫁いだ女性でも恐ろしく気を遣うはずなのに、俊哉のような男性であれば、その苦痛は更に大きいものなのかもしれない。




しかも彼は地元を離れ、海峡を渡った先の遠い土地で新たな家庭を築いた。


きっとその土地には、彼が心から気を許せる知人はほとんどいなかったのだろう。




「うーん、どっちもどっちだよ。

とにかくもう、限界だったんだ。

カミさんは親離れできなくて絶対に実家を離れたくないって言うし、舅はムカつく親父だし。」