The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「じゃあ、そろそろ行くか。」




アヤはそれ以上何も言わず、温かい手で優しく頭を撫でてくれた。




「道案内、頼んだぞ?」




「うん……。」




私の実家はここから車で5分くらい。




自宅の前には人工の小川が流れる遊歩道があり、周辺一帯は住宅地となっている。


そのすぐ傍には私の母校。


野球の名門校であるこの高校は、旭川市内だけでなく、全道各地から野球を愛する少年たちが進学していた。