「なぁ、次の連休にあれやろうぜ!」




「あれって、いつものあれか?」




斗真と私のいるカウンターでヒソヒソと話し合いをしているアヤと俊哉。


2人の顔には期待に満ちた笑顔。


どうやら彼らは、何か面白そうな事を計画しているようだ。




「ねぇ、あれって、なぁに?」




私が話に入っていくと、アヤはポケットから2つのサイコロを取り出して私に手渡した。




「え……、何これ?」