The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「こんないい女と別れちまうなんて、本当に勿体ねぇな……。」




「んっ……?」




思わず振り返ってしまった。


俊哉もはっとして、私の顔を見つめながら照れくさそうに台詞を言い直す。




「いやぁ、こんな美味い漬物を漬ける嫁さんを手放しちゃうなんてさ。

本当に勿体ないな~って思って。」




まだ傷が癒えきっていない事に気付き、きっと俊哉は気を遣ってくれた。




この台詞が指す人物は1人しかいない。


だけど彼は、あえてその対象を口にせず気持ちを表現してくれた。