The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「お前とミックを追って、俺はコテージ風のあのホテルに入ったんだ。

さすがにあの時は焦ったよ。

室内に入ってしまえば、もう手も足も出ないから……。」




しかし、私は運が良かったのだ。


あのラブホテルは造りが古く、入口のドアがオートロックではなかった。




酔っ払っていたミックは、私を連れて部屋に入った時に部屋の鍵を掛けていなかったらしい。




間一髪。


俊哉が追い掛けて来なければ、きっと私はミックに強姦されていた。