The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「……それで、その後私はどうなったの?」




噛み合わないこの辻褄を合わせたい。




記憶がない上に勘違いしていた。


俊哉の車に似た車に乗せられ、きっと私は、あのオーストラリア人によってあのホテルに連れていかれたのだろう。




「ミックはそのまま車のエンジンを掛けて、お前を連れてどこかに行こうとしたんだよ。

だから俺は、慌てて車に乗って追いかけたんだ。」




「そっか……。」