The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「誕生会で一緒にワインを飲んでただろ?

俺、都那を送らなきゃいけないのにうっかり飲んじゃって……。

あの後酒を抜くために仮眠しようと、屋根裏の休憩所に行ったんだ。」




「屋根裏?」




「ああ。基本的にはアヤ以外入れない場所だよ。

ベッド1つ置くのがやっとなくらい狭いし、小さな窓が1つあるだけだから。」




「うん、……それで?」




俊哉の表情は変わらず気まずさを醸し出している。


こんな話、誰だって説明したくはないはずだ。