The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~

「北海道っておかしいよな。

内地では普通、おせちは年明けに食べるんだって。」




「うるせぇな。

ここは北海道なんだからいいじゃん!」




カウンター席に座らされ、俊哉とアヤの下らない言い合いにぼーっと耳を傾ける。


引き止められた私は、アヤが作ってくれたノンアルコールのカクテルを飲んでいた。




「ちょっと一服!」




目の前に置かれた料理に煙が掛からないよう、俊哉はカウンターを離れてバルコニーへタバコを吸いに行く。


席を立った彼の姿を、思わず私は目で追ってしまっていた。