「都那、あんまり無理するなよ……?」




背後から心配する俊哉の声が聞こえる。




「ん……、まだ大丈夫……だよ……!」




沢山の人に囲まれているこの時間は最高に幸せだ。




このまま時が止まってしまえばいいのに。


そうすればきっと、辛く悲しい過去もきっと忘れる事ができるのにな……――――――