ん、なんかリビングから良い匂いがする…
「お母さん、もしかして今日の朝ご飯ってパイ!?」
「正解。折角の入学式だし、美華の好きなもの作ろうかなって思って」
「ありがとう!お母さん大好き~」
「ありがと。早く食べちゃいな、冷めるよ?」
それは嫌!焼きたて食べたいもん。
すると、お母さんがパイを出してくれる
きっと私が着替えとかしてる間に
準備してくれたんだろうな~
「美味しい!これ、そらまめ?」
「そうなのよ。美味しいでしょ?
昨日お隣さんから頂いたの。
上手くいったみたいで良かった~」
そらまめのパイなんて初めて食べた!
「お母さん、このパイ食べてみた?」
「食べてないよ。美華が美味しいって
言ったら食べようと思って」
ちょ、美味しいかどうか味見ってこと!?
なんか酷い!
ま、美味しいから良いんだけど~
「おかわりもあるからね。
でも、時間はきにしながらたべなよー」
「美味しくて忘れてた」
パイをまた一口と口にいれながら時計をみる。それにしてもこれ本当美味しい…
え、今って入学式の開始15分前!?
うちから学校まで大体10分かかるから、
あれ、結構ヤバくない?
ゆっくり味わいたいけど、そんなこと言ってるひまないなー
さすがに高校生活の初日から遅刻とか
最悪だし。
