バスが動き出した


俺は遼と圭太とはだいぶ離れたところに誠と座っていた


誠が俺が遼と圭太の後ろに座ろうとしたところを止めて、離れたところにすわろうといったからだ



俺と誠の間に長い沈黙が流れる


その沈黙を破ったのは俺だ


「で、誠はわざわざ遼たちから離れて俺に聞きたいことってなに?」


誠はふっと笑って


誠「自覚してんじゃねーかよ(笑)」


といった


そして、誠は真剣な顔をして言った


誠「お前、北川にちょっかいだしてるだろ。」


田島「ああ、そうだけど、なにか?」



多分誠は俺のことを誤解している


俺がまた遊びで女を落とそうとしているって