「勉強は、しておいた方がいいよ。学校も、しっかり楽しんでいた方がいいし」
「ふうん」
「あとから後悔するからね」
なんか、実感籠ってる。
そんなもんなのかな?
勉強なんて、なんでしなきゃいけないんだって思ってたけど。
後から、しとけばよかった、とか思うのかな?
「あ、見えてきた」
洋介が指差した先には、煌びやかなイルミネーション。
キラキラと輝くネオンは、ロマンチックな雰囲気を醸し出している。
…はず。
辺りにはカップルが溢れていて。
いちゃいちゃいちゃいちゃとうっとおしい。
自分に彼氏がいないときに見る他のカップルほどウザいものはない。
「綺麗だね」
睨みつけようとしていた視線をふと洋介に移す。
あ、そういえば、今日はあたしも男ときているんだ。
傍から見れば、カップルに見えるだろうか。
……無理だな。
だって彼は、長身の大人の男性。
片や私は、化粧で大人ぶってはいるけど、ただ化粧が濃いだけの中身の釣り合ってない子ども。
こんな二人がカップルになんて見えるはずがない。


