「あんた、バカでしょ」 「なんで?いいよ、行こうよ」 行くわけないでしょ! 冗談というか、あんたを蹴散らすために言ったんだよ! 「じゃあ、これ、俺のケータイ番号ね。今週の日曜でいい?夕方6時にここで」 「ちょっと、ちょっと待って!本気?」 「…本気だよ」 そういうとそいつはひらひらと手を振って、爽やかそうな笑顔を残して去っていった。 嵐が去った。 いや、そうじゃなくて。 どうなってんの!? いかないよ、行かない。 行くわけないし。 行くわけ、ないでしょ、普通! ありえないから!