そして、葵くんのもとには洸くんが選んだ、コップ。 洸くんちゃんと真面目に選んだんだ。 なんて、洸くんに失礼だけど。 そんなこんなで、クリスマスパーティもお開きになった。 みんなを見送り静かになった部屋。 葵くんと二人。 「静かになったね」 「ああ。ほんと、あいつらいると賑やかだな」 本当に飽きない。 明るいみんなに救われることも多くて。 きっとこれからも私たちの間には笑顔が続いていくだろう。 「葵くん、ありがとう」 「なにが?」 「出会ってくれて」 私に幸せをくれて。