「うん。いいよ。だって、葵くんとはこれからもずっといられるから」



クリスマスパーティーなんて、もしかしたらこれから先、それぞれに相手が出来たりして、皆が集まれることなくなっていくかもしれないし。
今年、仲良くなれたこのメンバーで過ごしたい。



「…千世子、無意識に大胆だな」

「え?」

「いや、なんでもねぇ」



変な葵くん。
でも、本当に楽しみ。

プレゼント交換もすることになっているから、プレゼント何にするか選ぶのも楽しそう!




「千世子がそれでいいなら俺はいい」

「…うん。ありがとう」





葵くんは、そっと私の肩を抱き寄せた。
私はそれに自然に体を預ける。