「だーはははは!!」




お昼休み、屋上で葵くん洸くん梨奈ちゃん、友恵、私のメンバーでお弁当を食べる事になって集まっていた。
そこで、昨日撮ったプリクラを見せると、洸くんは豪快に笑いだす。



「てめぇ!ってか、千世子もそんなもん見せんなよ!」

「だ、だって」

「いや、違うんだ!意外すぎて!ちょー意外すぎて!」



相変わらず笑いっぱなしの洸くん。
葵くんは眉間にしわを寄せて怒っている。
だって、ちょっとだけ自慢したかったの。




「確かに、意外だわ」

「葵が…葵が、プリクラとか、似合わな過ぎて!すげー!すげぇよ、ちょこちゃん!あの葵をプリクラに誘うなんて!」

「え、そ、そうなの…?」




確かに、ものすごく拒否られたけど。





「プリクラとかそんな女々しいもん絶対に撮らないとか言ってたのになぁ」

「うるせぇ」

「いや、いい変化だと思うよ、俺は」

「めんどくせぇやつに知られた」





葵くんはうんざりしているみたい。