ある日、トンデモナイコトを聞かされて

手をかざして、振る奈々に背を向けて教室を出た。


それにしても、廊下は微妙だなぁ。


夏になると蒸し暑くて、サイアクなのに冬になればなったで、


寒くて5分以上居たら凍ってしまう。


だから、生徒にとっても先生にとっても人気はない場所だ。


何だけど.....私は春と秋なら許せるんだよね。


春は桜の花びらが、秋はもみじとか紅葉した葉っぱが、


廊下の窓から雨みたいに降ってくる。


それは見てても飽きないっていうかぁ...


まぁ、こんなこと奈々なんかにいったら、


「わぁお。空美ちゃんはなんとロマンチスト何でしょうかwww」


とか、からかわれそうだし。



もしそんなこと言われたら、私が逝ってしまう。


一人で、まだ逝きたくない!って考えてたら


いつの間にか学校を出て早くも家路だった。


「「ただいまー。お母さんー?いるー?」」


「おかえりなさい。お父さんもいるわよ。」


「「ふぅん。何でー?」」


「空美に話があるからだよ。」


「「話?どんなー?まぁ、取り合えず着替えて来るー。」」


「うん。早くね。」


まだ、仕事着のお父さんを横目に部屋へと続く階段を上がった。