そして、完璧に2時間授業に出された。


「空美~!機嫌直してよ~。無理矢理、阻止したのは謝るからぁ。」


そう、私は機嫌が悪い。奈々のせいで。


「「もう...帰る。バイバイ。」」


しかも今日は寄り道出来ないんだし。


「うえっ?もう、帰るの?ちょっ!ごめんねって!」


奈々が、慌てだす。


多分、私が怒って帰るんだと思ってるよ。


「「謝んなくていいって。怒ってないから。」」


「ほ、ホントに?」


「「うん。本当。」」


「じ、じゃあなんで、帰るの?」


「「なんかねぇ。お母さんが、寄り道しないでって。」」


「ふぅーん。空美、悪さしたんじゃないのぉ?」


「「しないよ。奈々じゃあるまいし。」」


「ん?なんか失礼なこと、言われた気がしたんだけど!」


「「失礼なこと?さぁ?空耳じゃないの?それか....」」


「それかなによ?」


「「奈々、ボケた?あ、年寄りって意味ね」」


「ボケて無いわよ!はぁ。もうやだぁぁぁ。」



「「じゃ、バイバイ?またね。」」




「うん。バァーイ」