そう語っていたお兄ちゃんはもういない。

中学の時から金髪で、耳には数えきれない
ほどの穴が開いていた。サツのお世話に
なるのも日常茶飯事で、族の総長をやって
いた。

そんなお兄ちゃんが大好きだった。