｢…んだよ、何がそんなにおかしい。｣



明らかに不機嫌なオーラを惑い、こめかみにシワをよせ、睨め付けた。


すると、晴哉がクスクス笑うのをやめ、一つ咳をしていつもの顔に戻した。



｢ごめんね、気を悪くしたなら謝る…｣



そこまで言ったところで、今まで大爆笑してた沙鐘が、涙を浮かべまだニヤケている状態で割って入ってきた



｢晴哉が謝る必要ないわよ。聞いてないコイツが悪いんだし。…にしても、ブフッ…アンタって、プッ…意外に心配性なんだ？｣



そうゆうとまた腹を抱えて笑いだす沙鐘。
あまりにも腹が立つので反撃にでることにした。コイツにはこれが一番きく。



｢晴哉、良いこと教えてあげようか？｣



｢え？良いこと？何々？｣



俺が晴哉に話かけた瞬間ピタッと止まる沙鐘。
それを見た俺はニヤリと微笑む。

沙鐘の顔から血の気が引いていくのが分かった。



｢実は沙鐘ってなネトゲの名前で晴…｣


｢え？何？｣


｢ぎゃぁぁぁぁああああ！！やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお！！｣



そんな叫びと共に晴哉と俺の間に入ってくる
肩を上下に揺らし俺をこれでもかってくらいに睨み付けてきた。


おお、怖い怖い(笑)


｢ん？どうしたんだ？ホラゲ中毒者さん、そんな怖い顔して｣



｢…あんたいずれこの手で地獄に落としてやる｣



それはそれはけっこうなことで。