―ピッ
"はぁ"とため息をつく。
一ヶ月ってずっーと電話してないじゃん。はぁ、私は東京。彼は福岡。だから遠い。不安になるのにわかってくれない。私の仕事は小説家と歌手。
彼は医者。だから、電話ができないのはわかる。
でも、

でも、

君が全てなの。って彼の事を想いながら小説を書く。
小説の内容は本当の話。彼との物語。そう、蓮と私の物語なの。小説はパソコンで書いているの。
ジャンルは恋愛。
小説の名前は………
「太陽な君。」
私が、少しずつ幼馴染みの蓮を好きになって行く話。
素直じゃあなかった時の私を書いているの。
後、本になった作品がいっぱいあるの。それを、蓮は全部買ってくれる。
だから、嬉しい♪例えば……
「サヨナラは言わない」
とか?これは映画にもなった。
内容は、病気の彼女が余命三ヶ月と言われる。彼女は最後の最後まで笑顔で親友と彼氏に話しかけた。
彼氏は、なんでか知らないけど私の事を全部見破るように言う。
「死なないよなぁ。」
「俺から離れるなよ」と。
彼女は悲しそうに"うん"と言う。
これが最後だった。彼女は最後の最後まで彼氏に話しかけて病院で息を引き取った。と言う話だ。